更新 : 2004年 3 月 27 日


2003−11−28 (金)

「聖イシュトヴァーン大聖堂」

今日は一日、ブダペスト市内を観光します。
バイキング形式の朝食を摂った後、ホテルからバスで、ブダペスト随一の大聖堂「聖イシュトヴァーン大聖堂」に向かいます。
傘を差すほどではないものの、冷たい小雨が降っています。
大聖堂の名前になっているイシュトヴァーンは初代のハンガリー国王であり、1083年に聖人とされてその名前や像はハンガリー各地に残っています。
大聖堂は1851年から建設が始まり、1905年に完成しましたが、ドームの直径は22m、高さは96mあります。

ほとんどの人がカメラを持っており、とにかく説明を聞くよりも撮影ということで、なかなか集まりません。
しかしその辺はガイドのアティラさんも慣れたもの、いやな顔ひとつせず、皆が揃うのを待ってくれていました。

@ayu
「中央市場」

次に向かったのはドナウ川に掛かる自由橋の近くにある中央市場です。

一階は野菜や果物、ハム、キャビア、缶詰などの食料品店が並び、二階は刺繍の店が並んでいます。
中央の通路は高級品や見た目のきれいなものが並んでいますが、壁際の店は市民が日常的に利用するような、安い品物がありました。

中央市場の対岸には、ブダペスト工科大学やゲッレールト温泉の建物があり、ドナウの流れに優雅な姿を写していました。

@kawada
「ゲッレールトの丘」

ブダペストも一方通行が多く、中央市場を出てゲッレールトの丘に登るのには大通りに出てエルジェーベト橋を渡ります。

一気に坂を登り切ると展望台があり、そこからはブダとペストの街並みが、そしてシンボルとも言える「鎖橋」が眼下に広がります。

ここに着いた途端、それまでの曇り空から太陽の日射しが降り注ぎ、思わず歓声が上がりました。

ただ、予定の時間が押しており、大急ぎでバスに戻りました。
「マーチャーシュ教会」

ゲッレールトの丘を降り、王宮の東にあるマチャーシュ教会に向かいました。

バスを降りると手に小さな花束を持った老婆がいました。花を買って下さいと言うことなのでしょうが、誰も声を掛けませんでした。
この花売りはあちこちで見かけ、ハンガリーの暮らしを感じたことでした。

この教会はもともと「聖処女マリア教会」として13世紀半ばにロマネスク様式で建設されましたが、その後ゴシック様式で建て替えられたり、モスクになったり、一部がバロック様式に改装されたりと、侵略と統治の変遷で幾多の改築を重ねています。
そして第2次世界大戦の戦禍を受けた後、ネオゴシック様式の現在の姿に改築されたそうです。
マーチャーシュ教会から歩いてすぐのところにある「FORTUNA」レストランで昼食を摂りました。
この前に、教会を出たところの「漁夫の砦」のある広場で、聖イシュトヴァーンの騎馬像を背景に全員の記念写真を撮りましたが、食事に前にはや仕上がり、感心しました。

>メニュー
ブロッコリーのクリームスープ、サチュマーリスタイルの七面鳥の胸肉、ジャガイモのコロッケ、スモモのプディング

「オペラ座」

アンドラーシ通りにあるネオルネッサンス様式の壮大な建物が国立オペラ劇場です。
行事がないときには昼間に、ガイド付きの見学ツアーが行われており、それに参加しました。
内部は土足禁止、撮影禁止で、入り口のところで靴にカバーを付けなければなりません。
階段の途中には
美術学校の生徒が座り込み、熱心にスケッチをしていました。そして、一人の男性歌手が現れて、歓迎の曲を朗々と歌ってくれました。
階段ではあるもののこの歌の響きが素晴らしく、「よし、ここでも歌おう」ということになり、ガイドの方に交渉してもらいました。
そうすると、「見学者が多くなければホールの客席で歌っても良い」という返事をいただきました。
こうなるともう、見学をしながらも説明を聞くのは上の空です。
メインホールに入って客席に座ると、高い天井と客席が上まで連なっており、ヨーロッパ有数のオペラ劇場という名にふさわしい素晴らしさです。
舞台では何故か、盆栽の松のようなセットがつり下げられており、設営の真っ最中でした。

そして演奏OKの許可が出ました。
勢い込んで発声をしたものの、全然音が取れません。首をかしげながらの演奏はさんざんなものでした。
それでも「ブダペストのオペラ座で歌った」ことになりました・・・・
「コダーイ記念館」

夕暮れが迫る中、コダーイ記念館に向かいました。彼のかつての住居が記念館になっており、入り口は非常にわかりにくいです。
アパートの中庭まで入り、その右手の階段を上がったところが入り口です。

内部も狭いため、私たちは2班に分かれて説明を聞きましたが、楽譜はもとより、沢山の蔵書に感心しました。

ところでアパートはこのように、中庭が四角の空間を有しており、見上げると青空があります。
四角い筒の中にいるようですので声は良く響きます。
ということで、またまた歌おうかという話もありましたが、アパートの住まわれている方に迷惑になるため遠慮しました。

この後、一部の方は地下鉄でリスト記念館に行ったようですが、本体は朝訪れたイシュトバーン大聖堂近くの店に向かいました。
この店は小さな階段を下りた地下にあるのですが、ハンガリーの刺繍製品を中心にお土産品を沢山取りそろえており、ワインも置いていました。
ハンガリーと言えばトカイワインが有名ですが早速、試飲をさせてもらいました。
トカイワインは黄金色に輝く貴腐ワインですが、貴腐ブドウの割合が多くなるに従って3〜5プットニョシュと表示されています。
数字が多くなるほど甘口になるのですが、単に甘いのではなく、独特の風味が強くなり、薬草酒のような感じです。

刺繍も売れたのですが、ワインもだいぶん商売になりました。

@ ayu
ホテルに戻り、近くの銀行に両替に出かけました。10数名が一緒に入ったのですが、閉店間際と言うことで個別の両替は無理ということになりました。
このため、まとめて両替をしてあとで配分をすることにしましたが、玄関脇には腰に拳銃をもったガードマンがおり、落ち着かなかったです。
夕食はホテルの地下にある「HOLSTEN」で摂りました。黒ビールを頼んだところ、冷やしてないものが出され、クレームを付けて交換してもらいました。
どうも黒ビールは人気が無く、あまり冷蔵庫にストックしてなかったようです。

>メニュー
ホルとバーギのパンケーキ、鱸(スズキ)のマッシュルーム添え海老入りスパゲッティ、生シュークリーム
オペラ座での現実を反省し、夕食の後、ホテルの部屋を借りて練習が始まりました。
4日間、楽しい旅行(観光とおいし料理、ワイン、ビール)の日々を送っていましたので、ここらで締めないとどうなってしまうのかわかりません。本番に強いといっても限度があります。
ということでしたが、8時から2時間の練習は辛かったです。
練習が終わった頃には、みぞれがぱらついていました。

お疲れ様でした。




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